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サタスペ・ハウスルール「デッドアイドルシャイニング」 [TRPGルール]

 サタスペ用追加ハウスルール集「デッド・アイドル・シャイニング」へようこそ。
 このハウスルールは、PCたちが亜侠チームではなく「ソンビのアイドル」グループとして、オオサカでライブ開催やファン獲得を目指すセッションをやるためのモノです。
 ちなみに、サプリメント『ロケットNo.1』の「ガクダン」のルールを基にしています。
サタスぺ・カバー.jpg

要点をざっと参照できる全5ページのPDFファイルをダウンロード

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Stellaris AAR「ヴァルキュリア戦記」目次 [Stellaris AAR]

「ヴァルキュリア戦記」は、paradoxインタラクティブ社による壮大な宇宙ストラテジーゲーム『Stellaris』(ステラリス)のAAR(アフタープレイレポート)です。
StellarisTitleBanner.jpg

<目次>

ヴァルキュリア戦記1
・ゲームの設定
・プレイヤー帝国
・銀河にはばたく(~2200年代)

ヴァルキュリア戦記2
・新たなライバルたち

ヴァルキュリア戦記3
・驚異と危険に満ちた宇宙(~2230年代)

ヴァルキュリア戦記4
・平穏な10年(2240年代)

ヴァルキュリア戦記5
・戦乱の幕開け(2250~2253年)

ヴァルキュリア戦記6
・対ミッリア星域戦争(2253~2255年)

ヴァルキュリア戦記7
・続く争乱(2256~2260年)

ヴァルキュリア戦記8
・次なる戦争に向けて(2260~2265年)

ヴァルキュリア戦記9
・ラトゥⅠ世プラン(2266~2269年)

ヴァルキュリア戦記10
・戦争の合間に(2270~2271年)

ヴァルキュリア戦記11
・正義か、欲望か(2272~2274年)

ヴァルキュリア戦記12
・対オクシナベラ戦争(2274~2276年)

ヴァルキュリア戦記13
・日陰者たちの栄光(2276~2278年)

ヴァルキュリア戦記14
・内患に憂う年月(2278~2281年)

ヴァルキュリア戦記15
・対ヤル連邦戦争①(2281年~)

ヴァルキュリア戦記16
・終わる戦争と終わらぬ戦争(2282~2285年)

(以降、作成中・・・)

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「ヴァルキュリア戦記」16 [Stellaris AAR]

終わる戦争と終わらぬ戦争(2282~2285年)

1.反撃開始
 アードスカー星系での敗走から約半年後の、2282年5月。大きく傷ついたガーネット艦隊が、対ヤル連邦戦線の拠点となっている北東要塞に帰還した。
 防衛機能に特化している北東要塞には十分な工廠施設がないため、同艦隊は占領したばかりのベータ・ヒドリ星系ステーションへとさらに移動。そこで大規模な修理作業に入った。
 修理が完了しても、艦数を減らしたガーネット艦隊の戦力は、以前の70%未満に落ちこんでいた。このままでは、予想外の抵抗力を見せつけたヤル連邦宇宙軍との戦線を支えるのはどだい無理であるため、帝国軍司令部は本国に温存するはずだった予備艦隊を、ガーネット艦隊にすべて編入する決断を下した。
 即席建造中のウィンドチェイサー級コルベットの数がある程度そろうまで、彼らとアメジスト艦隊だけで戦い抜かなければならない。

 翌年の2283年、4月16日。敗退前と同程度の戦力を取り戻したガーネット艦隊は、彼らが戦線を空けていた間にビブハム星系の制宙権を奪還し、さらに地上侵攻軍を惑星降下させようとしていたヤル連邦主力艦隊「レッド・タイド」にリベンジマッチを挑んだ
 この前はあれほど慢心していたドルン=タル・オルン提督と軍司令部も、さすがに今度は慎重策を採った。ベータ・ヒドリ星系から別方面に進撃していたアメジスト艦隊を一時呼び戻して、2艦隊合同で戦闘を挑んだのである。
 リベンジマッチはたった1ヶ月半で終わった。レッド・タイド司令官「ウッブロス・ガンウェール」提督が、形勢不利と見るや早々に星系離脱したのである。こちらよりも多い損害を与えたとはいえ、この絶好のチャンスにさっさと敵に逃げられて、80%以上もの戦力を温存されてしまった結果は、戦略的失敗ともいえるだろう。
20180928134928_1.jpg
 なにはともあれ、敵司令官であるガンウェール提督の決断の確かさと早さは賞賛に値する。その経歴だけを見て「実戦経験のないお飾り」呼ばわりしたドルン提督以下のヴァルキュリア将兵は、自分の想像力の浅さを反省するべきだ。

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「ヴァルキュリア戦記」15 [Stellaris AAR]

対ヤル連邦戦争①(2281年~)

1.思いがけない緒戦
 ヤロニアンたちの、いかにも排他主義者らしいかたくなな態度のせいで、やむを得ず開戦の火ぶたを切ったヴァルキュリア神聖帝国は、国境の北東要塞に駐留していたアメジスト・ガーネット両主力艦隊と地上侵攻軍に出動を命じた。

 宣戦布告を行う前から、ヴァルキュリア連合艦隊が恒星シプリムの重力井戸を離れてヤル連邦領ビブハム星系へ続くハイパーレーン突入ポイントに向かっていたという報道がヤル連邦内では盛んに繰り返されているようだが、根拠のない言いがかりである。キーアⅡ世は帝国外務省を通じて、最後まで平和的説得を諦めていなかった事を、ここで改めて主張しておく。
 このような誤解が生まれたのも、ヴァルキュリアの艦隊行動が実に迅速であるせいだろう。先の対ツムバトル略奪艦隊との防衛戦で大活躍したドルン=タル・オルン提督の強い進言を受けて、ヴァルキュリア軍は「早期展開」ドクトリンを採用していたのだ。戦闘艦や陸軍輸送艦の各クルーたちは機動性を最優先にした再訓練をすでに受けており、艦隊戦だけでなく星系間の巡行時にもめざましいスピードアップを実現しているのだった。
早期展開ドクトリン.jpg

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「ヴァルキュリア戦記」14 [Stellaris AAR]

内患に憂う年月(2278~2281年)

1.恐れていた事態
 オクシナベラ啓蒙君主国とツムバルト自由戦士団との戦いが無事に終わり、ヴァルキュリア全土がホッと息をついていた、2278年12月7日。今度は、国内から新たな危機が出現した
 若手貴族を中心にひそかに勢力を増していた平等主義者たちが、ついに政治派閥を公式に結成。敢然と、現在の帝政と階級社会への非難を表明し始めたのである!
平等主義派閥.jpg
 戦さであれば堂々と受けて立つ覚悟があるヴァルキュリア宮廷も、神帝の権威に楯突く勢力が身内から現れたこの椿事に、かなり動揺していた。なんといっても、ヴァルキュリア神聖帝国が宇宙に進出してからこの方、初めての反政府政党なのだ。
 彼らを支持する貴族は最初こそ1popにすぎなかったが、派閥結成の翌月にはいきなり5popまで急成長したため、今まで世襲による権力の真綿にくるまって安穏としていた門閥貴族の連中は「ついに我が国にも市民革命がッ!?」とパニックに陥った。
 

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「ヴァルキュリア戦記」13 [Stellaris AAR]

日陰者たちの栄光(2276~2278年)

1.ふたりの日陰者
 ヴァルキュリア帝国軍には、それまで“日陰者”と目されていた人物が2人いた
 ひとりは陸に。ひとりは宇宙(そら)に。

 インルー=タル・グン将軍は、2250年代初頭にヴァルキュリア地上侵攻軍の創設が決まってからの35年間、ずっとその統率者であり続けた。派手な特性のない、実直なだけの中年女性士官だったが、戦乙女奴隷兵たちを訓練キャンプから親身に世話し続け、軍司令部の貴族たちが地上軍を「奴隷の寄せ集め」と見下して少ない予算しか与えぬ苦境にあっても、不平を漏らさず限られた“家計”を上手くやりくりして部下たちにできるだけ不自由をさせないよう奮闘する「奴隷兵たちのビッグマザー」でありつづけた。
インルー=タル・グン将軍(2276).PNG
 35年の戦歴の中で、ヴァルキュリア地上軍は数度の惑星降下作戦を経験したが、いずれもごく小規模な敵防衛陸軍に対する掃討任務にすぎなかった。常勝の誉れ高いアメジスト艦隊による軌道爆撃でほぼ壊滅した地表に降り立って、逃げ惑う敵兵の背中を見つめながらただ母国の旗を打ち立てるだけの「後片付け」を黙々とこなす彼女たちに、軍司令部の貴族諸卿らはますます地上軍への軽視を強くしていた。先年に天寿を全うしたアメジスト艦隊元提督インルー=デン・ハロと同名ということもあって、「地べたでゴミを拾う方のインルー」と悪言を放つ軍司令部参謀すらいたという。

 宇宙(そら)の日陰者ことドルン=タル・オルン提督は、評価の低さでインルー=タル・グン将軍のずっと下をいっていた。アメジスト艦隊や北東要塞が華々しい勝利を挙げる陰で、彼のガーネット艦隊はいつも内地待機や二次戦線の抑えといった損な役回りばかり押し付けられていた。
ドルン=タル・オルン提督(2276).PNG
 常識はずれな戦術思想や目上の者を敬わぬ性格とも相まって宇宙軍の中で孤立したドルン=タル・オルン提督は、とうとう無気力な態度を隠さぬようになっていた。特に、インルー=デン・ハロ提督が亡くなった後に、どこの馬の骨とも知れぬド新米の若造がアメジスト艦隊提督に選ばれたと知った時の彼は、折悪く旗艦の士官食堂で自分の60歳の誕生日を祝って深酒していたこともあって、部下たちの目もはばからずに荒れ狂ったという。
 口や態度は悪いものの、日ごろから艦隊の補給物資やメンテナンスをといった兵站に関しては無駄のない能率的な管理業務をこなす優れた司令官でもあることを知っている部下たちは、一様に彼に同情的だった。だからこそ、本土防衛の指揮官として内地に急きょ呼び戻された彼を、ガーネット艦隊の全将兵は真心のこもった帽振りで見送ったのである。

 この“日陰者”のふたりに、栄光ある戦いの場を与えられる時が、ついにやってきたのである。

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「ヴァルキュリア戦記」12 [Stellaris AAR]

対オクシナベラ戦争(2274~2276年)

1.新米提督、着任
 オクシナベラ-クリサッカン同盟に宣戦布告する直前の、2273年12月13日。盛り上がる戦争の気運に水を差すような不幸が、ヴァルキュリア宇宙軍主力アメジスト艦隊におとずれた。
 インルー=デン・ハロ提督が死去したのである。享年86歳。実戦に明け暮れたその生涯とは対照的に、穏やかな死だった。

 「ヴァルキュリア宇宙軍の母」と讃えられる英雄の跡を継いでアメジスト艦隊の指揮を任されたのは、なんと31歳の若すぎる将官だった。「プーレス=タル・ヤグ」という名の、特に目立った才能もないこの童顔の男が抜擢された背景には、先々代や先代と同様に「見る目がある」特性をほんの近年に獲得した今上帝キーアⅡ世による直々の指名があった。まだ齢40の若き女帝と、さらに一回りも若い男性提督という組み合わせに、不敬な廷臣たちは醜聞すらささやいたが、「あの男はきっとめざましく成長する」という絶対君主の断言に逆らえる者などいるはずがなかった。
20180915114924_1.jpg(若いので、あと半世紀は現役を続けてくれる。)

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「ヴァルキュリア戦記」11 [Stellaris AAR]

正義か、欲望か(2272~2274年)

1.2272年の政治状況
 ミッラン人の生存圏を完全に征服して拡大したヴァルキュリア神聖帝国は、その内部でも依然と変わらぬ政治的な安定を保っていた。
 政府の掲げる権威・精神・軍国主義を支持する3大政治派閥が、他の政治発言を一切許さぬ独裁体制を維持。特に、植民地開発大臣のカム=デン・フムが現在の党首を務める帝国主義政党「ボイド騎士団」が、征服の成功と緊迫した周辺状況にある現政府を熱烈に支持。第2党ながらも、政府の影響力拡大に貢献していた。
20180916232830_1.jpg

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「ヴァルキュリア戦記」10 [Stellaris AAR]

戦争の合間に(2270~2271年)

1.個性的なリーダーたち
 オクシナベラ-クリサッカン同盟との戦争の真っ只中にあった、2267年10月6日。帝国政界の長老にして旧ミッリア領セクター総督のハッスル鬼ばばあイェファ=デン・メデ女史が、108歳で大往生していた
 後任には、デン・メデ女史の弟子にして、2253年にあの楽園パリダイダを発見した偉大な船長メロン=ウブ・ロアの親族でもある「トロッド=ウブ・ロア」氏が任命された。師匠ゆずりの断固たる奴隷酷使を持って知られる、若きエリート政治家である。
 しかし、6惑星もの広大なセクターと、そこにひしめく46popもの怒れるミッラン人奴隷(帝国の全人口の実に39%に及ぶ!)を統治するのは、並大抵の苦労ではなかったようだ。任官から3年後の2270年8月11日、女神帝キーアⅡ世はウブ・ロア総督がストレスを和らげるための薬物を乱用するようになったと報告を受けた。トロッド総督がヤク中に.jpg
 主星ヴァルハラにいたころはハンサムで有名だった45歳の彼の容貌は、薬物のせいで70近くに見えるほど老け込んでしまっているという。
 この痛ましくも外聞の悪い報告に彼の解任案も浮上したが、本人が断固として続投の意思を示したため、キーアⅡ世はそれを許した。本人がおのれの命を削ってまで帝国に尽くしたいというのなら、最期の日までその献身を尊重しよう

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「ヴァルキュリア戦記」9 [Stellaris AAR]

ラトゥⅠ世プラン(2266~2269年)

1.南東要塞の完成
 2266年、5月17日。帝国宇宙軍工兵隊のたゆまぬ努力の結果、シルマー星系の南東要塞が予定より早い5年の歳月をかけて一応の完成を見た。
20180914200220_1.jpg
 左右に放射状に突き出している4基の射撃砲台には、それぞれ中口径レーザー砲とコイルガン、ミサイル発射台が設置されている。まだ防衛プラットフォーム群で周囲を固める工程が残っているが、以前の戦訓から防衛プラットフォームは気休め程度の存在だとわかっているので、時間が許す限り増設していけば問題ないだろう。
 落成式典にはラトゥⅠ世陛下も現地で臨席されて、ご自分の築城家としてのこだわりを注ぎ込んだこの作品の出来栄えを、惚れ惚れと眺められた。

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