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エンディングフェイズ 3「安城みらい・決意の白装束」 [リプレイ「バレンタイン恋風帖」]

みらい:スキュラは最後にしたいだろうから、次は私のエンディングだね。気が重いけど、お館さまに失敗の報告をするよ。
GM:では、ここは柳生庄にある侍屋敷。広い板の間に正座しているみらいの前に、柳生十兵衛三厳がのっそりと座っています。いま、報告を聞き終わりました。
みらい:私、もう土下座だから! 白装束に短刀持って土下座してるから!!
十兵衛(GM):「…うむ、仕儀はあいわかった。だが、その死に装束はなんのつもりだ?」
みらい:「忍務失敗の責を負い、死んでお詫びをとおも…」
十兵衛(GM):「ばかものぉぉぉッ!!!」とグーで殴るッ!
みらい:ぶべッ!!?(笑)
GM:こら、「ぶべッ!」はないでしょう!? 美少女的にどーなの?(苦笑)
みらい:だって土下座から殴られたんだよ!? 床に顔をぶつけるじゃん?
GM:それもそうか(笑)。では、十兵衛があなたを引き起こして、仰向けにするためにさらに殴るッ!!
一同:ひどッ!(笑)
GM:十兵衛は自分で殴っておいて叫びます。「立てッ!」(一同笑)
スキュラ:急に熱血青春ドラマっぽくなったわネ(苦笑)。
GM:「声・千葉真一」ですから。
スキュラ:BGMは「影の軍団」か「スクール・ウォーズ」のテーマ(笑)。
みらい:ふらふらと立ち上がるよ。
十兵衛(GM):「安城よ。刃煉墮隠の完全覚醒を許したせいで、どれだけの命が奪われたか知っておるか?」
みらい:「それは…八百人と聞いてます。」
 
 読者は、美弥子の【秘密】の中に、刃煉墮隠に関するこんな一文があったのを覚えておられようか。
「奴が覚醒するとき、その凶悪な力が大災害を引き起こすという。」
 この大災害こそ、完全覚醒した刃煉墮隠の奥義のひとつ「大呪法・汎悪煉帯(ばんあれんたい)」。
 地球を取り巻く電磁層「バン・アレン帯」にひずみを起こすことで、直下型の地震を起こす天魔の罰。
 クライマックス戦闘後、GMはこの奥義を説明した上で、PLのひとりに2D6を振ってもらっていた。
 その出目は「8」。
 こうして、東京大震災の第一波による犠牲者は、約800名と決まったのである。
 
十兵衛(GM):「第一波の被害がこれで済んだのは、天佑とも言えよう。」
美弥子:わたくしの出目にしては、「8」も大きすぎましたわー(苦笑)。
十兵衛(GM):「だが、奴を野放しにすれば、いつ第二波が来るかわからぬのだ! 無辜の民たちの死を背負って、新たな災厄を止めるのがおぬしの義務! 勝手に死ぬことなど許さんッ!!」
みらい:「し…しかしッ、私はどうすればッ!?」
十兵衛(GM):「ふっ、わしを誰だと思っておる? 刃煉墮隠の【居所】はもう掴んでおるわい。」
みらい:「おお!」
十兵衛(GM):「一度は『孤去愛抹香』を奴に取り込ませ、さらには天魔王をあそこまで追い詰めたおぬしだ。次こそ、ぬかるでないぞ?」
みらい:「はい! 命にかえてもッ!!」
GM:その返事に、十兵衛は「サニー千葉」的なスマイルを浮かべます。「よし! いってこい!!」
みらい:「ははっ!」と答えて、エンディングを締めようかな。
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